カテゴリー: 地車 / 2018年地車
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だんじりin大阪城 2018
作成日時: 2019/3/21 (木) AM 9:47
最終更新: 2019/3/21 (木) AM 9:47
最終更新: 2019/3/21 (木) AM 9:47
この日は文化祭終了後、急いで大阪城に向かい、地車を見に行ってきました。なぜならこの日が今年最後の地車になるかもだからです笑
退場の様子しかありませんが、一町ずつ紹介していきます。なお、紹介文は2017年のを引用しています。
中浜
地車とビルは違和感笑
[中浜町紹介]
昭和26年制作。平成15年に大改修を行い今に至る。見送りに太平記、土呂幕に源平を彫り込んだだんじりです。
[地車詳細]
1951年に大音 飯田松太郎(彫師 松田正幸)にて制作の大阪型地車
2004年に大下工務店にて大改修
鴫野永田町
[鴫野永田町紹介]
現在の永田町の地車は四代目。三代目の後方三枚板のみを残し、2005年に大改修されたものである。
地車の巡行先は城東区の中浜、東中浜、諏訪地区。夏祭(7月)、秋祭(10月)にはJR鴫野駅前聯合パレードにも参加している。
[地車詳細]
1838~1854年に製作の大阪型地車。昭和35年に吹田市田中町より購入
2005年に大下工務店でほぼ新調の大改修を施工。
初代は明治26年9月25日に住吉大佐にて230円で新調、昭和2年に約800円で鳳か泉大津方面に売却
先代は昭和10年に購入。小型地車であった。戦後に売却
鴫野南之町
[鴫野南之町紹介]
誕生から半世紀。平成に入って三度の大改修。彫師として名匠、川原和夫・正士氏が携わった。大阪夏の陣、冬の陣が描かれた彫刻は、後藤又兵衛ら人物の躍動感が溢れている。
[地車詳細]
1952年に田中金蔵(彫師 田村与八郎・川原啓秀)にて製作の大阪型地車
平成15年に大下工務店にて修復し、川原和夫師が懸魚を彫り替え
また平成13年の大下工務店(彫師 川原和夫)による修復では、幕地車から三枚板形式住吉型風地車に改造し、織差しや三枚板を新設。
平成11年の大下工務店による大改修では土呂幕を新設
鴫野西之町
[鴫野西之町紹介]
大屋根懸魚は八岐の大蛇退治。泥幕正面賤ヶ岳の戦い。泥幕左右大阪冬の陣。泥幕後面本能寺の変。泥台は、波に玄武の彫刻を施す地車です。
[地車詳細]
明治21年生野区小路村にて製作の大阪型地車で、明治26年に購入
平成20年に大下工務店、御堂製作所にて修復
先代は旧大和川の堤防で川に転落し処分。彫物は村で分けたが、昭和29年の田中金蔵師による大修復の時に再び取り付けられる
鴫野中之町
[鴫野中之町紹介]
中之町檀尻は大工田中金蔵、彫刻は富山県井波の田村与八郎事番匠屋に依り昭和二十七年七月竣工し、現在に至ります
[地車詳細]
1953年に田中金蔵(彫師 川原一門)にて制作の大阪型地車。
2006年に大下工務店にて修復し、泥幕に彫物を追加
先代は戦災で焼失
宮山
唯一泉州から参加の宮山。走り去って行きました笑
[宮山紹介]
約百年ぶりに新調。氏神である堺の据尾八幡神社は、源義経に由来。彫師は主屋根に「源義経鞍を奉納す」等、主に源平合戦で構成
[地車詳細]
1993年に天野工務店(彫師 松並義孝)にて製作の折衷型地車。1994年完全完成入魂
2013年に北本工務店にて肩背棒周りを修理
2017年に北本工務店にて灰汁洗い・彫刻繕い・メッキ直し・妻台入替え等を施工
全長4.14m、大屋根幅2.32m、内幅1.18m、高さ3.8m
先代は江戸末期製作の堺型地車。尼崎市築地南浜の大宮町に売却
鴫野天王田
[鴫野天王田紹介]
獅噛み3体と台木の「波に鯉」及び出人形の伊邪那岐命・伊邪那美命は富山県井波町の川原和夫・正士両先生の作品です
[地車詳細]
明治3年~20年に制作の大阪型地車
昭和22年に大東市四条之町より北河内型地車を購入。購入後大きすぎて村道を曳けないので、縮小改造し大阪型にする。
平成16年に大下工務店にて大修理(彫師は川原一門・木下彫刻工芸)。錺金具新調、彫物の修復や新調。
初代は戦時中に堺方面へ売却。その後手作り地車を曳行
鴫野東之町
[鴫野東之町紹介]
平成22年岸和田大下工務店により獅噛、懸魚、三枚板、脇障子、隅障子、土呂幕、台木等の彫刻を新調
[地車詳細]
1810年制作と推測の大阪型地車
2010年に大下工務店にて幕式地車から三枚板地車の改造、彫刻の追加や入替えなどを施工
今福北之町
[今福北之町紹介]
地車囃子は天神祭でも奉仕させていただき、大阪府果ては全国へと地車囃子を響かせるべく日々精進しております。
[地車詳細]
2009年に河合工務店(彫物 御堂製作所)にて製作の大阪型地車。先代の彫刻を復元した
今福西之町
[今福西之町紹介]
明治から平成までの150年の時を経て相野一門の彫刻を維持しながら今も原型のまま継承し曳行を続けている貴重なだんじりである
[地車詳細]
江戸末期〜明治初期に住吉大佐11代目の川崎仙之助(彫師 相野伊兵衛)にて製作の大阪型地車
諏訪
[諏訪紹介]
彫刻師に黒田一門松田正幸氏、隅障子、脇障子、土呂幕に題材は賤ヶ岳の戦い、佐久間の乱入。有名な大閣記の一部である
[地車詳細]
1665年~1668年に東成区中本新調の大阪型地車。昭和32年5月購入。2019年からは柏原市大正東の地車として、曳行されます。
宮山の獅噛み、棟箱が搬出
岸田堂
[岸田堂紹介]
平成3年に新調した地車で29年7月に大改修をし、獅噛み3体は富山県井波の川原和夫師正士親子の作で、三枚板には、大阪夏の陣冬の陣 蒲生の戦い 岸田堂の戦いが彫刻されている
[地車詳細]
1991年に大下工務店にて制作の折衷型地車
長さ4m、幅2.45m、高さ3.65m、重さ3.5t
初代は明治初期にはあったが売却される。
二代目は大正元年に神戸市兵庫区新在家より購入したが、大きすぎるので大正4、5年に神戸に買い戻し。
三代目は大正8年頃に堺型の地車を和泉市方面より購入、大正13年に生野区林寺に売却(その後処分)
四代目(先代)は昭和4年に生野区鶴橋岡村より購入。尼崎市西桜木へ売却
宮山地車が搬出
横沼
横沼もトラックに載せられ、まもなく搬出です。
[横沼紹介]
夫婦龍・龍の一姫二太郎・唐獅子の子落し・宇治川の先陣争い 一の谷の合戦など華麗な彫刻が施されています。
[地車詳細]
明治中期に制作(彫師 辻田友次郎)の大阪型地車
大正3年に富田林の地車販売業者のぬし辰より130円で購入
幅2.3m、高さ2.3m、重さ2.1t
平成16年大下工務店にて修復(彫師は木下彫刻工芸)し本体修復、土呂幕彫刻を新調入替
布施地車連合(大蓮地車)
[布施地車連合会紹介]
近鉄布施駅の近隣の地車で構成され、横沼・北蛇草・稲田南・柏田・永和・森河内新地・足代・岸田堂・大蓮の9町が参加している
[大蓮地車詳細]
2009年に大下工務店(彫師 木彫近藤・木彫工芸)にて製作の大阪型地車。
長さ4m、大屋根幅2.2m、高さ3.52m
先代(初代)は明治中頃製作の大阪型地車。大正5年に富田林の地車販売業者『ぬし辰』より1000円で購入。大下工務店を通じて兵庫県伊丹市寺込へ
赤川
[赤川紹介]
男、顔負けの女囃子!重さ3トン 高さ3.9m 長さ5m 幅2.3m、響け!大阪の秋の空に。
[地車詳細]
明治23年に大音の飯田松太郎(彫師 松田正幸)にて製作の大阪型地車。東大阪市岩田新調
2006年に岩田町より購入。約60年振りに復活
2016年に文化庁認定地域活性化事業として大下工務店にて肩背棒·足回りの復元修理を施工。
かつては2台あった。1台は昭和10年に東大阪市衣習に売却。戦後に復興祭(昭和23年)に町内地車拵えるが、野ざらしのため3年で潰れた
布施地車連合(大蓮地車)②
布施連合も化粧を外し、トラックに載せられまもなく搬出です。
内代
[内代紹介]
明治22年頃購入された地車は120年の時を経て、平成27年春に大修理をしました。子供から大人まで町一体で盛り上げます。
[地車詳細]
江戸末期〜明治初期製作の大阪型地車。
明治22年頃に東区安土町より購入
2016年に文化庁認定地域活性化事業として大下工務店にて洗い・繕い、屋根・柱・勾欄・肩背棒・台木の復元修復や、獅噛み3面を復元取替
赤川?が搬出
内代は龍踊りをしてました
岩田町
[地車詳細]
昭和60年に堺市深井東町が新調した折衷型地車。
大工は天野工務店、彫師は松田正幸·中山慶春·木下賢治等
2006年に深井東町より購入。天野地車製作所で修復し搬入
2011年に北本工務店にて地車本体の洗い・締め直し、担い棒の新調交換(角⇒丸)を施工
2014年に木彫前田工房にて獅噛みを新調した。
先々代(初代?)は明治20年頃製作。大正元年に消防ポンプ購入のため富田林市喜志に売却。
先代は昭和23年に製作の住吉型地車。2006年に大阪市旭区日吉神社へ売却
西諸福(?)
もう化粧が外されてます。
[西諸福紹介]
本年度地車が完成し9月に入魂式を行いました。地車製作に関わった全ての人達の思いのこもった新調地車を是非ご見学ください。
[地車詳細]
2016年に大下工務店(彫師 辰美工芸)にて製作
先々代は北河内型であったが焼失
先代は明治時代製作の大阪型地車。大正初期に東大阪市稲田から購入。新調につき売却
西脇
[西脇組紹介]
彫刻は服部清七であるが、大正10年の大修復時、獅噛み、懸魚、車板等は赤金由松により彫りかえられた。
[地車詳細]
1856年に木村一門(彫師 服部清七)にて製作の大阪型地車
中川
中川も化粧が外されてます。
[中川紹介]
三枚板彫刻は四層の彫物を重ね、立体感のある美しい仕上がり。後方はまるで歴史絵巻の様に古き合戦の迫力を今に伝える。
[地車詳細]
平成21年7月5日新調入魂
(新調当時の彫物は全新調なので改修ではなく新調)
1951年11月に伊川重松(彫師 松田正幸・金光南陽(三枚板・角障子・内虹梁))にて製作
平成10年に大下工務店にて修復し三枚板と角障子、他一部以外の彫物の多くを新調
初代は明治29年7月31日に住吉大佐により325円で売却されたが、昭和20年6月15日の戦災で焼失
二代目以降は現在と同じ地車
野里東之町
[野里東之町紹介]
魅せる屋形と絢爛豪華な装飾を融合させ、往古より伝わる日本の木工加工技術を現代に復活させたといえる地車。
[地車詳細]
2010年に河合工務店(彫師 御堂製作所)にて製作の大阪型地車
先代は文化11(1814)年製作の住吉型。明治時代に北河内より購入。昭和30年代に背を低くし三枚板形式に改造1991年に修復し、2009年9月5日昇魂し大阪市北区中津へ売却
野里中神車
[野里中神車紹介]
昭和30年に新調された中神車。平成24年に町民の願いであった復元修理を見事成功させた。豪華な彫刻が、人々を魅力する。
[地車詳細]
1955年に植山義正(彫師 木下受次郎・金光要)'にて製作の大阪型地車
昭和43年の曳行を最後に休止。
昭和52年に再開したが昭和53年1/11の放火により屋根周りや見送りが黒焦げに。
平成元年に曳行再開
平成24年に大下工務店・辰美工芸にて修復。洗い・締め直し・焼損失部材の交換や欠け継ぎを施工
長さ5m、幅2.6m、高さ3.6m
先代は解体処分
川田
川田も化粧外されてます
[川田紹介]
山本仲伸師により大屋根獅子噛み、拝懸魚、桁隠しを新調、「住吉大佐」本来の柱彫刻を復元し、正面廻りの迫力が増した。
[地車詳細]
明治25年に住吉大佐11代目 川崎仙之助(彫師 9代目 小松源助)にて製作の三枚板形式住吉型
明治30年に松原市上田町より購入
当初は大東市諸福地車を購入予定だったが、台風のため中止。
平成6年に植山工務店にて彫物以外を全新調の大修理を行う
平成17年に植山工務店にて修復(洗いと締め直し)
平成29年に文化庁認定地域活性化事業として隆匠・木彫山本にて灰洗い・彫刻繕い・鍍金直し等施工。また、大屋根の獅噛み・拝懸魚・桁隠しを復元新調
先代(初代)は北河内型の巨大地車。地車購入以前に処分。彫物の一部が村の地蔵堂に流用
野里西之町
[地車詳細]
江戸末期に製作の幕式大阪型地車。大正期に池田より購入。
昭和33年の植山工務店による修復で現在の形に改修。
2004年に河合工務店で修復し本体と彫物修復。
2018年に文化庁認定 地域活性化事業により大下工務店で修復。
勝五
[地車詳細]
明治22年に大熊 永田熊次郎にて製作
長さ3.9m、幅1.625m、高さ3.05m
育和
[地車詳細]
大正3年に二上山山麓の村より泉大津市出屋敷町が購入。平成5年に購入。以前は手作り布団太鼓を曳いていた。
先代は平成元年に高石市綾井より購入。現地車購入につき守口市大庭町へ。
今津
[今津紹介]
今津のだんじりは、昭和21年に堺市深井東町より購入。彫又、西岡弥三郎、複数名の名師による彫刻が混在しており、奥行きのある迫真の作である。
[地車詳細]
明治24年11月堺市深井東町新調の大阪型地車
大工は石川辰治郎、脇棟梁は樫木栄三郎、彫師は彫又一門
昭和21年に深井東町より購入
平成20年に吉為工務店にて洗い、金物取替え、彫物の部分補修、担い棒の取替えなど施工
丸嶋
尼崎から参加の丸嶋。搬出用の底床トラックはすでに到着してるのですが、まだ搬出はしない様です
[地車詳細]
1982年に堺市平井が池内工務店(彫師 木下頼定)にて新調した堺型地車。平成9年に購入。
平成30年に文化庁認定 地域活性化事業により大下工務店で修復。灰汁洗い・彫刻繕い・肩脊棒取替え・獅噛み・拝懸魚・台木の復元修復を施工
初代は大正6年頃、老朽化のため壊れる。台風の影響で格納庫ごと丸嶋浜に流され、、初嶋大神宮の境内に保管されたが、海水に浸かったことの影響で次第に傷みが激しくなり遂に使用不可となった。
先代は大正8年頃に宝塚市小浜より100円で購入か。平成8年に神戸市灘区新在家に譲渡し、2年曳かれた。
小嶋
こちらも尼崎からの小嶋。トラックは到着してますが、搬出はまだです。
[地車詳細]
江戸末期に製作の大阪型地車
2012年に大下工務店にて修復。
文久年間に小嶋西浜町の地車購入。元々は幕式で、背丈も現在より2尺5寸高かった。
岩田町②
まもなく搬出の岩田町。獅噛みデケェ笑
川田②
ちなみにトラック数台でピストンで搬出されてます。
岩田町もまもなく搬出
ここまで見て帰りました。
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