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2018.9/15 岸和田市春木地区パレード
作成日時: 2018/11/14 (水) PM 3:51
最終更新: 2018/11/14 (水) PM 3:51
最終更新: 2018/11/14 (水) PM 3:51
ラパーク前で行われる春木地区のパレードを見に行きました。春木地区の祭りを見るのは初めてです。
1番 大道町 9時30分
1992年に植山工務店(彫師 筒井一門)にて6500万円で制作された5代目地車
長さ4.3m、大屋根幅2.45m、高さ3.74m
2018年と2007年に修復
初代は明治30年代に売却。
2代目は昭和23年に地元大工により新調された彫物無しのもの。高さ2m、幅130cm、長さ230cmの4人乗り。昭和30年前半に売却。
3代目は昭和48年に摩湯町より購入。昭和51年に八幡町と交換し、現在は東大阪市寺島へ。
4代目は昭和51年に熊取町の個人所有の地車と交換。平成2年に河合町有志に売却。その後は内畑町下出へ。
2番 春木大小路町 9時35分
1999年に大下工務店(彫師 木下彫刻工芸)にて制作
平成25年に大修理。
長さ4.05m、大屋根幅2.47m、内幅1.21m、高さ3.85m
初代は昭和20年代後半に作才の古物商より購入した小型地車。作才より曳行して帰町。宵宮に屋根を飛ばす事故で解体処分に。
2代目は昭和44年に泉佐野市鶴原新家より購入。新調につき和泉市黒鳥郷小路へ。
3番 春木中町 9時40分
1991年(完全完成1992年)に植山工務店(彫師 木下頼定)にて制作。2006年に植山工務店にて修復。
先々代は岸和田市門前町新調の地車を昭和29年に神弥町が購入。数年曳行し春木中町の個人が購入した後、昭和33年に同町に寄贈。昭和49年に和泉市黒鳥郷小路に売却し、現在は太子町永田の地車。
先代は下大沢より購入し、現在は高石市高陽。
5番 松風町 9時45分
1986年に池内工務店(彫師 十場祐次郎、中山慶春、木下賢治、井尻翠雲)にて制作
先代の町内地車は昭和25年頃制作。数年間町内のみ曳行。昭和56年に堺市福田上に寄贈したが現存せず。
6番 春木旭町 9時50分
1991年(完全完成1992年)に天野工務店(彫師 松田正幸、木下彫刻工芸)にて制作
長さ4.12m、大屋根幅2.52m、高さ3.93m
2004年と2017年に修復。
先々代は昭和47年に植山工務店より購入(中古)。
1年のみ曳行し同市吉井町に売却して現在は堺市栂へ。
先代は昭和48年に泉佐野市日根野西出より購入。新調に伴い1989年に春木大国町に売却し、現在は高石市6区(高師浜)へ。
7番 春木宮本町 9時55分
1991年に植山工務店(彫師 岸田恭司(同師出世地車)松田正幸)にて8000万円で制作
長さ4.3m、大屋根幅2.45m、内幅1.15m、高さ3.8m
初代は昭和25年頃に神於町から5万円で購入。
先代は昭和42年貝塚市堀新町地車を70万円で購入。平成元年に泉佐野市下瓦屋南町に売却後、2014年3/30昇魂式、団体に売却され解体
8番 春木本町 10時00分
1995年(完全完成1997年)に植山工務店(彫師 近藤晃、筒井伸)にて制作
長さ4.11m、大屋根幅2.52m、高さ3.9m
初代は意見の違いより地車曳行権利を放棄したが、町会長の寄附で小型地車を河合工務店から8万円で購入し、1年間曳行。
先代は昭和39年に20万円の追加で河合工務店から購入した。堺市菱木白木へ売却。
10番 磯之上町 10時05分
1993年(完全完成1994年)に大下工務店(彫師 木下彫刻工芸)にて制作。4代目の地車
長さ4.16m、大屋根幅2.61m、高さ3.19m
明治初期には4台の地車があった。明治24年に1台に。
初代は明治16年に「なにわ」で制作。カラクリ地車だったが、祭礼毎に喧嘩するので、明治42年頃に泉南市兎田に売却。現在は和泉市春木川へ。
昭和28年~30年は町内3台でめいめい地車を曳行
【磯東】昭和29年に山下町より29万円で購入。昭和40年に町会に寄贈し2代目の地車となるが、昭和44年に野ざらしになっていた地車を焼却処分。
【磯西・磯浜】昭和29年頃に子供地車を制作し昭和37年頃に曳行終了
先代は昭和51年に泉佐野市日根野久ノ木より1600万円で購入。平成3年に高石市3区(南)に売却
11番 春木宮川町 10時10分
1940年に絹井楠次郎(彫師 松田正幸、木下舜次郎)にて制作
第二室戸台風で地車小屋が倒壊し野ざらしになり、彫物に塗料が塗られていたが、昭和40年に約100万円で購入。平成13年の大改修で彫物以外のほぼ全ての部材を新調。
初代は事故で傷んだので彫物を百貨店に売却し、残りは焼却処分
12番 春木若松町 10時15分
1999年に植山工務店(彫師 筒井伸)
長さ4.21m、大屋根幅2.49m、内幅1.212m、高さ3.87m
初代は昭和30年頃制作の小型地車
二代目は岸和田市八坂より購入し、春木旭町に売却後、現在は堺市栂へ。
三代目は貝塚市津田より昭和45年に15万円で購入し、地車新調のため堺市上石津へ売却
13番 戎町 10時20分
1988年に大下工務店(彫師 木下賢治、十場祐次郎、松本幸規、井岡勘冶)にて制作
2004年に大下工務店で修復時に松良等を新調。2016年の修復時には二重枡合に七福神の彫物を追加。
初代は昭和27年頃に子供地車を制作し昭和34年まで曳行
先代は昭和35年に泉佐野市中之庄より購入。昭和62年に和泉市黒鳥辻小路に引き渡し、平成14年まで曳行し現在は焼肉屋に展示。
15番 八幡町 10時25分
1993年(完全完成1994年)植山工務店(彫師 筒井伸、近藤晃)にて制作
長さ3.82m、大屋根幅2.48m、高さ3.84m
先々代は昭和25年に武田工務店にて制作。平成元年に泉佐野市樫井西へ。
先代は昭和52年に個人所有の地車と交換して入手。平成3年に1500万円で東大阪市寺島に売却
パレード後
ラパーク
春木宮川町
大小路町
磯之上町
春木中町 少し危なかったです
春木宮本町
旧市地区駅前パレードに続く
春木地区パレード(短縮版)
パレード後
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1.
まっちゃんのブログで岸和田のだんじりって珍しいな。けどまあ、地車のサイズはもちろん、曳き手の人数にしてもさすがは岸和田って感じの規模やな。
ところで、春木の地車って、他の地域に比べたら1980〜90年代新製の地車が多い印象やけど、やっぱり祭りの規模が大きいと、各町も、新しくて立派な地車を導入って流れになんのかな?
不思議なんは、その一方で2000年代以降新製の地車がないことやけど、90年代まででほとんど置き換えが終わった結果ってことなんか・・・
投稿者:かーくん 投稿日時:2018/11/14 (水) PM 9:31 <<返信