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2018年1月14日 泉州地車小屋開け

作成日時: 2018/1/16 (火) PM 10:22
最終更新: 2018/1/16 (火) PM 10:33

2018年1/14
岸和田市八木地区額町、泉大津市穴師地区豊中町、泉大津市濱八町上市の小屋開けを見に行って来ました。

岸和田市八木地区額町

岸和田市額町 地車小屋

久米田で下車するはずが下松で下車してしまいました(笑)
鳴物もありました。

姿見

岸和田市額町 姿見
岸和田市額町 姿見
姿見です。金網はかけられたままでした。
鳴物中心で撮影したので画像は少なめです。

平成10(1998)年10月4日新調入魂(翌平成11年完全完成)
大工は天野工務店、彫師は松田正幸・木下賢治
長さ4.2m、大屋根幅2.5m、内幅1.23m、高さ3.85m

先々代は昭和40年祭礼で町内で大屋根が大破したので処分
先代は昭和41年に貝塚市畠中より30万円で購入。平成10年6月28日に昇魂、和泉市葛の葉町へ

町名持ち

岸和田市額町 番号持ち
「扁学を持つ加藤清正」です

大屋根廻り

岸和田市額町 大屋根廻り
懸魚
枡合正面「白河上皇積川神社遥拝」
枡合右「素盞鳴尊 八岐大蛇退治」

旗台

岸和田市額町 旗台
「獅噛み」です

泉大津市穴師地区豊中町

姿見

泉大津市豊中町 姿見

泉大津市豊中町 正面
平成29(2017)年9月10日新調入魂
大工は大下工務店、彫師は木下彫刻工芸

三先代は岸和田市魚屋町新調。貝塚市名越より購入し、古物商に売却。岸和田市畑町を経て解体処分
先々代は明治20年頃、堺市久世村小坂から120円で購入。地車新調に伴い堺市大庭寺に売却し現在は藤井寺市大井へ
先代は昭和7(1932)年10月7日新調入魂。
84年曳かれて平成28(2017)年10月23日昇魂

大屋根廻り

泉大津市豊中町 大屋根正面、左
懸魚正面「雲海 御来光にゲキ」
車板「天の岩戸」
枡合[太平記] 正面「楠公子別れ 櫻井の駅」

泉大津市豊中町 大屋根左
枡合[太平記] 左「楠木正成 如意輪堂の場」

泉大津市豊中町 大屋根右
枡合[太平記] 右「楠木正成 天皇を兵庫奉迎」

腰廻り

泉大津市豊中町 縁葛正面、左
松良・縁葛、大連子、小連子正面
土呂幕正面「一門日本號 後藤又兵衛 半田寺山」

泉大津市豊中町 左縁葛
土呂幕、縁葛、大連子、小連子右
松良左「片桐旦元 木村長門守 長柄堤訣別の場」

泉大津市豊中町 縁葛右
土呂幕、縁葛、大連子、小連子左
松良右「真田幸村 平野地雷火」

小屋根、見送り廻り

泉大津市豊中町 見送り左
見送り左「賤ヶ嶽合戦」 左下「川中島合戦」

泉大津市豊中町 見送り右
見送り右「賤ヶ嶽合戦」 右下「三方ヶ原合戦」
摺り出し鼻「飯之山神事」

泉大津市豊中町 後正面
懸魚「雲海に青龍 奥に日輪月輪」
枡合「本能寺の変」
見送り正面上「賤ヶ嶽合戦」
見送り正面下「姉川合戦」
旗台「泉穴師神社太鼓橋」

泉大津市豊中町 後梃子、前梃子
神社境内には後梃子、前梃子が置かれてました。

より細い彫物画像はこちら↓
http://danjirimaturinokaze.net/entry119.html

泉穴師神社

泉穴師神社 参道入口
泉穴師神社

泉大津市濱八町上市

会場風景

泉大津市上市 小屋開け
泉大津市上市 彫物販売
彫物を販売してました

泉大津市上市 DVD放映昨年の祭礼DVDの放映も

泉大津市上市 小屋開け
泉大津市上市 倉庫
鳴物もあったみたいです

姿見

泉大津市上市 姿見
折衷型地車
平成4(1992)年9月27日新調入魂
大工は天野工務店、彫師は川原和夫・中山政行・栗田剛
先々代は明治初期に製造。大正15年10月14日に1850円で東大阪市足代へ売却。現在は宝塚市小林へ
先代は大正14年に製作され新調に伴い上市在住の個人へ

大屋根廻り

泉大津市上市 大屋根正面、右
飾目「獅噛み」
拝懸魚「七福神宝船」 隣懸魚「雲に鶴」
車板「天の岩戸」
虹梁「源平盛衰記」
縁葛「富士の巻狩り」
枡合右「安宅の関 弁慶、義経を打す」

泉大津市上市 大屋根左
枡合左「鞍馬山 牛若丸修行の場」

小屋根廻り

泉大津市上市 右見送り
見送り右

泉大津市上市 左見送り
見送り左

泉大津市上市 後姿見
飾目「獅噛み」
懸魚「素盞鳴尊 八岐大蛇退治」
見送り「一の谷の合戦」
旗台

腰廻り

泉大津市上市 腰廻り
泉大津市上市 正面腰廻り
台木「波に玄武」

以上です。彫物の名称など間違い等ありましたらコメントお願いいたします。


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この記事のタグ:
泉大津市岸和田市

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この記事へのコメント

1.

今回は珍しく岸和田型中心か。

曳行のダイナミックさはないにしろ、普段は近くで見れやん&破損防止で金網付きの地車を近くで見て、彫物を細部まで観察できるんは小屋開けのええとこやな。

それにしても、高解像度で見ると、この彫物の造り込みは圧巻・・・

でもって、その彫物が販売されてるとかいう(笑)
(販売されてたんは、解体した地車に取り付けてあったやつなんかな?それ以上に気になるんはは値段やけど・・・)



「桜井の駅」を見て、「万葉まほろば線?」とか思ったのは内緒(笑)
投稿者:かーくん 投稿日時:2018/1/17 (水) AM 10:14 <<返信

2.

だんじりに飢えとったからな(笑)
金網無しの方が珍しいかな。河内長野のはもとからないけど
販売されてたのは修理で彫物を新調したから、古い彫物を売ってたみたい。確かに値段気になる
投稿者:まっちゃん(管理者) 投稿日時:2018/1/17 (水) PM 10:17 <<返信

3.

だんじりに飢えてたでワロタwww

まあ、たしかにこの時期は祭礼とかほとんどないもんな。

彫物は修理で交換したやつやったわけか。
縁起物やし、家に飾っときたいって需要もありそうやけど・・・ どう考えても安くないよな、それ。
投稿者:かーくん 投稿日時:2018/1/18 (木) AM 2:01 <<返信

4.

3月あたりに大体文化庁認定の修理の入魂式あるんやけど情報がまだない…
投稿者:まっちゃん(管理者) 投稿日時:2018/1/18 (木) AM 7:39 <<返信

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