カテゴリー: 鉄道模型 / レビュー
カテゴリー: 鉄道模型 / 加工
<<撮り日記 #202 南海高野線...撮り日記 #203 阪急宝塚線...>>
Tomix JR103系通勤電車(JR西日本仕様・黒サッシ・スカイブルー)のレビュー(?)
作成日時: 2022/9/29 (木) PM 4:30
最終更新: 2022/9/29 (木) PM 7:34
最終更新: 2022/9/29 (木) PM 7:34
2021年5月発売の奈良仕様(ウグイス色)、同年11月には森之宮仕様(オレンジ色)が製品化されてきた、関西型の103系。今まではグリーンマックスの独占場だった関西型にTomixが参入し、金属抑え編成を再現したりするなど、大きく話題になりました。森ノ宮仕様が発売されてから約1年…遂に中の人の大本命、日根野仕様(スカイブルー)仕様が発売されましたので、とりあえず基本セットのみ購入してきました。正直、色々ツッコミどころがある気がするこのセット。なぜかレビューをほとんど見かけませんので、レビューを書いてみたいと思います。
パッケージ
というわけで、改めて購入したのは
98495 JR103系通勤電車(JR西日本仕様・黒サッシ・スカイブルー)基本セット
になります。
スリーブを外すと、このような感じ。まだイラストとはいえ、中の人の阪和線普通といえば未だに103系や205系の4ドア車。来年3月で引退から5年を迎えますが、まだまだ阪和線の普通電車は4ドアのイメージです。鉄仮面も非常に懐かしい…和田岬線の103系は鉄仮面にはなっていないですからね。
車両イラストだけ拡大してみました。やっぱり、かっこいい…
中身
さて、改めまして箱を開けると、このような感じに。4両セットということで、ポップ紙が差し込まれています。
車両イラストの隣には、快速停車駅をかいた阪和線の路線図もあり、これは、「快速運用も再現してね」というTOMIXからの暗示かな?とも最初は思ったりもしましたが…しかし、行先幕を見るとそんなつもりは一切無かったようです。けど、個人的にはとても好きです。
行先幕
いつもなら車両紹介後なんですが、今回は車両レビューの前に、行先を紹介させてください。ツッコミたいことがありまして…
付属してくる幕は
・天王寺
・鳳
・熊取
・日根野
以上の4種になっています。
え?と思ってくださった方はどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、大体の人は思ったと思います。
和 歌 山 なんでない?
個人的には朝夕の区間快速1コマくらいあるかなと思ってましたが、ありませんでした。それは良いとして、本当に 和歌山 はどこへ…
奈良や森ノ宮の仕様は2種類の編成がラインナップされたため、各セットには4種しか幕は付属しないとはいえ、2種類買えば、計8種類と非常に豊富になっていました。しかし、スカイブルーの場合、2種類が製品化されたものの、もう片方は明石電車区所属で和田岬線専属でお馴染みのR1編成。阪和線の幕なんて入っていません。その結果、阪和線の幕は上記の4種のみとなりました。多分、TOMIX内でも話し合って決めたんでしょうけど、Tomix公式が、2008年頃をプロトタイプにしていると言うてます。2008年ごろの阪和線は今と全く異なり普通電車が日根野行きと和歌山行きが交互に10分間隔、快速も天王寺ー日根野と関空・紀州路快速が交互に10分間隔という20分サイクルで、103系の和歌山行きが終日見れた時代です。その一方で鳳行きや熊取行きは当時ラッシュ時のみの比較的レアな行き先。区間快速・快速幕がないのは仕方ないとしても、収録する幕ちょっと違うだろ感が否めません…
運番
運番はこのような感じ。A25・A26・A29・A31の4つが入っています。いずれも6両編成の運番ですので、増結セットも買ってねと。いうことでしょう。というかそもそも黒サッシ統一4連自体3週間くらいしか存在しなかったので当然でしょうか…
車両
写真を撮る前に無線アンテナ以外のパーツは取り付け済みになっています。無線アンテナは、ピンバイスが現在手元にないため、後ほど取り付けますクハ103
方向幕で色々いってしまいましたが、改めて車両を見ていきたいと思います。
まず、天王寺方先頭車のクハ103。とりあえず、幕は天王寺行を取り付けました。
察しの良い方はきっと、
「A25運用の天王寺行といえば、あの快速だよなぁ」
となるかもしれません…京神模型さんの光る方向幕インレタを使って再現したいですね
(そもそも収録されているかの問題ですが)
尾灯点灯状態だとこのような感じ。方向幕・運番も明るく光っています。
ワイパーは2本に増設された状態が再現されており、まさに中の人も思う103系の顔って感じです。(1本時代も再現可能です)
先頭部に寄ってみて1枚。本当にカッコ良すぎますね…
側面から見てみます。黒サッシ、すなわちN40工事施工車ということで、ベンチレーターも残存しています。ただ、先述したように日根野電車区でN40工事統一された編成は少なく、あまり馴染みがない仕様な気もします。初期クハ+N40モハユニットなどはあった気がしますが…
日根野は他の所よりも103系の組み替えが激しいので編成を組むときはしっかり調べる必要がありそうです。
また、N40工事施工車の一部には妻窓が埋められていない車両がありますが、このセットでは全て埋められた状態がプロトタイプになります。
モハ103
天王寺方から2両目(4両目)のモハ103。パンタグラフを搭載している中間電動車です。単色、左右対称…と、至ってシンプルな車体で特にこれと言って特筆される点はないですが、逆にそれが103系の魅力だと思います。
特に意味はありませんが、パンタグラフによってみて1枚。幼少期はよくこの辺りに座ってモーターを楽しんでいた気がします。
パンタグラフがある側からもみて見るとこうなっており、反対側と違い、配管が伸びています。
モハ102
天王寺方から3両目(5両目)のモハ102。基本的にモハ103とユニットを組んでいます。模型ではこの車両にモーターが搭載されています。何故、パンタ車もモハ103ではないのか…少し不思議です。(クモハ103を使った3両編成の時にモーター車が先頭にならないための処置でしょうか…?関西型でも発売お待ちしてます。)
反対側からもみてみますが、モハ103と違い、パンタグラフ等もないので、パ妻面は全く同じで、パッと見ても判別は難しいかもしれません。
クハ103
最後、天王寺方先頭車のクハ103。基本的には和歌山方のクハ103と同じです。
お顔側から見てみるとこのような感じ。こちらには熊取行幕をはめました。いずれは和歌山幕にしたいところです。
真正面から
こちらは真正面からも見てみます。ライト消灯状態だとこのような感じ。
ヘッドライト・テールライト点灯状態時を比べてみますが、185系の時とは違い、幕の明るさ等はほぼ同じようです。
付属品
付属品は今までの103系関西形変わらず
信号炎管、無線アンテナ、ジャンパ栓、ホース、ATS車上子、排障器
が付属しています。相変わらずジャンパ栓は成形1色ですね…
窓パーツ
そして、今回の目玉(?)ワイパー1枚時代用前面窓ガラスです。2006年頃にワイパーが増設されたので、それ以前の姿も再現可能です。
車番インレタ
そして、車番インレタ。黒サッシ統一6連ということでここには3編成収録されています。
なお、全ての編成が2006年度に森ノ宮から転属してきた編成になります。また、日根野区の103系は頻繁に編成番号が変わりますのでご注意ください。
・K610(2008年1月時点)
Tc249-Tc250の編成。2009年に組み替えで1ユニットが40Nになりました。
・K612(2008年1月時点)
Tc265-Tc266の編成。2013年までこの編成形態を維持していました。
・K608(2008年1月時点)
Tc241-Tc242の編成。2008年におおさか東線が開業するため、車両が必要になり、奈良電車区へ転属しNS618編成となりました。日根野区在籍時代は妻窓があったとか…?
所属表記もついていますが、近ヒネは入っておらず、2010年以前の大ヒネのみです。
余計、和歌山幕がついてない理由がわからない。(鳳行き多発は2011年改正)
それっぽく1枚
トンネルっぽい所ですれ違う103系。そもそも熊取行きがトンネルから出てくることなんてないですけどね…
まとめ
というわけで、Tomix JR103系通勤電車(JR西日本仕様・黒サッシ・スカイブルー)のレビューでした。なんやかんや色々思ったことを書いてしまいましたが、出来は相変わらずとても良いですし、阪和線には欠かせない車両ですから、是非とも1編成お手元に置いておくのをおすすめします。
また、今回の製品化を以てとりあえず、Tomix 103系関西型は一通り製品化が終わったと思われますが、高運転台車や30N・40Nなど、まだまだバリエーションは豊かですので、是非ともその辺りも製品化して欲しいと思います。
↑鉄道コムランキングに参加中です。1クリックお願いします。
<<撮り日記 #202 南海高野線...撮り日記 #203 阪急宝塚線...>>
鉄道ブログランキングへの参加を始めました。
いつもご覧いただきありがとうございます。
ブログの更新を再開致しました。
しばらくの間毎週月曜日のみの更新となります。
(時折番外編を金曜日に更新する予定です。)
2024/10/22 (火) PM 11:47