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泉北高速鉄道5000系電車《解説・編成表》
作成日時: 2019/4/6 (土) PM 7:06
最終更新: 2019/4/7 (日) AM 9:57
最終更新: 2019/4/7 (日) AM 9:57
はじめに・・・
PC・WEBサイト版画面への切り替えを推奨します。スマートホン版画面だと編成表が正しく表示されない可能性があります。5000系を分かりやすく紹介します!
(著者の生前の出来事はWikipediaを参考に編集しております。ご了承ください。)
また、コメントは非表示扱いとしています。車両情報等のコメントはこちらのページにお願いします。
泉北高速鉄道5000系電車の概要
大阪府都市開発(現在の泉北高速鉄道)が製造した通勤形電車で、1990年に運用が始まった。南海電鉄の車両をベースとした車両(100系、3000系)を導入してきた泉北高速鉄道にとって、初のオリジナル設計となった車両であり、従来の車両とは大きく印象が異なる。製造当時の最新の技術を多く取り入れており、ドアチャイムに関しては、乗り入れ先の南海電鉄よりも先に導入することになった。また、泉北高速鉄道、相互直通運転を行う南海電鉄で唯一の8両固定編成かつ非貫通車でもある。車体はアルミ合金製だが、白色に全塗装されている。窓下に青の濃淡2本のラインが入り、窓上には濃青のラインが入っている。また、窓上のラインは運転台後方の扉の後ろの窓部分で太く斜め下に降りて窓下のラインに合流するデザイン(Wikipediaより)となっており、従来の100系、3000系とは異なるデザインである。
当初は車体側面のロゴマークはなかったが、1996年の7000系営業運転開始と同時に、「SEMBOKU」のロゴを貼り付けた(Wikipedia情報)。
制御装置は、泉北の車両では初となる日立製のGTO素子-VVVFインバータ制御を採用。なお、登場当初は南海2000系をベースとした制御装置であったが、後に南海1000系をベースとしたものに交換された。また、ブレーキは電気指令式、台車はボルスタレス台車となった(Wikipedia情報)。
また、5600形(4・5号車)は電気連結器・前照灯を装備しているため、4両+4両に分割することが可能である。車庫での検査・工事の際には分割していることが多い。
運用線区と運用に関する詳細
運用線区
泉北高速鉄道線南海高野線(泉北線からの直通列車のみ)
歴史
1990年の登場当初は、泉北線内折り返し運転のみの運用であった。編成数が少なかったことや当時、乗り入れ先の南海電鉄に、電気指令式ブレーキを搭載する車両が少なかった(特急型車両の30000系や本線用の9000系のみ)ことが理由とされている。南海高野線への乗り入れは1992年のダイヤ改正から始まった。1992年に南海電鉄が電気指令式ブレーキを搭載する1000系電車を導入したことにより、乗務員訓練を行えるようになったからと言われている。2005年のダイヤ改正後から2012年のダイヤ改正まで、日中の運用はなかったためラッシュ時の運用を中心に使用されていた。2012年のダイヤ改正で、平日の日中にも使用されるようになる。2015年12月5日のダイヤ改正による、8両運転の増加、泉北線直通運用の増加に伴い、5000系は日中にも使用されるようになった。また、2017年8月26日のダイヤ改正で、8両編成で運転される列車が増加したため、5000系の運用はさらに広がった。
運用種別
・各停(中百舌鳥-和泉中央の線内折り返しのみ)・準急(南海難波-和泉中央)
・区急(南海難波-和泉中央)
また、高野線のホーム有効長の関係(今宮戎、萩ノ茶屋、岸里玉出-浅香山間のプラットホーム有効長が6両編成までの対応)で、高野線へ乗り入れる各駅停車の運用実績はない。
方向幕には高野線の行先(中百舌鳥以南-三日市町間)も収録されているが、当形式の登場時点で泉北車の高野線運用は消滅しているため営業列車での使用実績は無い。また、フルカラーLED方向幕に交換された編成は、高野線の行き先を表示できるかどうか不明である。
停車駅
○...停車レ...通過
ー...乗り入れなし
各停 | 準急 | 区急 | |
難波 | ー | ○ | ○ |
新今宮 | ー | ○ | ○ |
天下茶屋 | ー | ○ | ○ |
堺東 | ー | ○ | ○ |
三国ヶ丘 | ー | ○ | レ |
百舌鳥八幡 | ー | ○ | レ |
中百舌鳥 | ○ | ○ | レ |
深井 | ○ | ○ | ○ |
泉ヶ丘 | ○ | ○ | ○ |
栂・美木多 | ○ | ○ | ○ |
光明池 | ○ | ○ | ○ |
和泉中央 | ○ | ○ | ○ |
女性専用車両について
2015年12月5日のダイヤ改正より、平日朝時間帯の難波行き区間急行(和泉中央→天下茶屋)の難波方から4両目に設定されている。リニューアル
2015年より5501Fを始めとするリニューアルが進行している。2015年〜2016年にかけては5503F、2017年〜2018年には5505F、2018年〜2019年には5507Fがそれぞれリニューアル工事を受けている。また、5509Fも2019年夏頃にはリニューアル工事が始まる見込み。リニューアルの内容
・前照灯・尾灯等をLEDライトに交換・車内案内表示器を従来のLEDのものから、LCDディスプレイ(4ヶ国語(日・英・中・韓)案内に対応)に交換。
・座席モケットの交換(7020系と同様のデザイン)
・乗降扉の交換(この際、車内側はステンレス無塗装となる)
・座席仕切りを大型のものに交換(南海8000系と同型)
・化粧板や床材の交換
・和泉中央方先頭車に車いすスペースを新設
・一部車両は塗装を全剥離の上、再塗装している
・フルカラーLED方向幕に交換(5507Fのみ)
etc...
ラッピング車両(特別塗装)
2016年1月より、5509FにARROWS(パチンコ店)ラッピングが始まる。車両全体に薔薇柄をあしらっている。2018年2月より、5503Fに沿線3大学(桃山学院大学、桃山学院教育大学、プール学院短期大学 合同ラッピング)が始まる。車両ごとにラッピングカラーが異なるのが特徴。
また、1999年から2017年には特別塗装車(5505F)が走っていた。大阪府立大型児童館ビッグバンのキャラクター「ベアル」「メロウ」が描かれ、スカイブルーの塗装が特徴。当初、この塗装は短期間で終了する予定だったが、好評により延長されることとなり、2009年には特別塗装車両の愛称が「ハッピーベアル」に決定した。2017年、車両のリニューアル工事開始に伴い、「ハッピーベアル」号の運行が終了することが発表された。運行終了間際には、ありがとうステッカーが掲示された。同年のせんぼくトレインフェスタ(光明池)でフロンティア号(7000系7509F)と共に展示され、長い歴史に幕を下ろした。
当ページで使用している記号や装飾の凡例
F.....編成(=formationの頭文字)c#.....車両番号(car numberと読む)
RP.....ラッピング
☆.....リニューアル車(編成名の横に表示)
☆△.....リニューアル車、フルカラーLED方向幕搭載(編成名の横に表示)
< >.....下枠交差型パンタグラフ(全車)
TC.....制御車(クハ)
M.....電動車(モハ)
T.....付随車(サハ)
女.....女性専用車両
弱.....弱冷車
太字.....リニューアル車(編成名、編成表に表示)
太字+下線.....リニューアル車、フルカラーLED方向幕搭載(編成名、編成表に表示)
車両形式の紹介
←難波< > < >
5500形(TC)-5000形(M1)-5100形(M2)-5600形(T) ↙︎下記に続く
和泉中央/極楽橋→
< > < >
5600形(T)-5100形(M2)-5000形(M1)-5500形(TC)
形式スペック
製造所
川崎重工業東急車輛製造(5501Fの難波側4両と5509Fのみ)
製造
1990年〜1995年編成
8両固定軌間
1067mm電気方式
直流1500Vの架空電車線方式全長
20,725 mm全幅
2,744 mm(先頭車)2,740 mm(中間車)
全高
4,160 mm車体
アルミニウム合金駆動方式
WNドライブ制御方式
日立GTO-VVVFインバータ制動装置
回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ編成別解説・編成表
5501F(第1編成)☆
c#5501 @難波
c#5502 @和泉中央
編成表
←難波 和泉中央/極楽橋→<> <> <> <>
5501-5001-5101(弱)-5601(女)-5602-5102-5002(弱)-5502
車歴
1990年...製造2015年...リニューアル
備考
c#5501側4両は東急車輛製造製、c#5502側4両は川崎重工業製である。実は、3000系3521F、3523Fと同い年。5503F(第2編成)☆ 沿線3大学RP
c#5503 @中百舌鳥
c#5504 @百舌鳥八幡
編成表
車両のラインカラーで色分けしています。←難波 和泉中央/極楽橋→
<> <> <> <>
5503-5003-5103(弱)-5603(女)-5604-5104-5004(弱)-5504
車歴
1992年.....製造2016年.....リニューアル
2018年.....沿線3大学RP開始
備考
川崎重工業製造。2018年2月より沿線3大学ラッピング(桃山学院大学、桃山学院教育大学、プール学院短期大学 合同ラッピング)が施されている。5505F(第3編成)☆
c#5505 @三国ヶ丘
c#5506 @和泉中央
編成表
←難波 和泉中央/極楽橋→<> <> <> <>
5505-5005-5105(弱)-5605(女)-5606-5106-5006(弱)-5506
車歴
1993年...製造1999年...特別塗装(ハッピーベアル)が開始
2017年...特別塗装(ハッピーベアル)が終了、リニューアル工事が始まる
2018年...リニューアル終了
備考
川崎重工業製造。1999年から2017年まで、特別塗装(ハッピーベアル)として走っていたが、2017年のせんぼくトレインフェスタでの展示を持って終了。現在は通常塗装に戻され、泉北の地を駆け抜けている。5507F(第4編成)☆△
c#5507 @和泉中央
c#5508 @和泉中央
編成表
←難波 和泉中央/極楽橋→<> <> <> <>
5507-5007-5107(弱)-5607(女)-5608-5108-5008(弱)-5508
車歴
1995年...製造2018年...リニューアル工事開始
2019年...リニューアル終了、フルカラーLED方向幕に交換
備考
川崎重工業製造。2018年のリニューアル工事開始まで、製造当初の原色・ライトを保つ唯一の編成だった。リニューアル工事では、5505Fまでのリニューアル内容に加えて、新たにフルカラーLED方向幕を搭載した。これは、泉北高速鉄道の通勤型電車としては、初の導入事例となる。5509F(第5編成) ARROWS(パチンコ店)RP
no imagec#5509
c#5510 @和泉中央
編成表
←難波 和泉中央/極楽橋→<> <> <> <>
5509-5009-5109(弱)-5609(女)-5610-5110-5010(弱)-5510
車歴
1995年...製造2016年...ARROWS(パチンコ店)ラッピング開始
2019年...リニューアル工事開始見込み
備考
東急車輛製造製。2016年よりARROWS(パチンコ店)のラッピングが始まる。
参考文献
Wikipedia泉北高速鉄道公式ホームページ
撮影に来られていた方の話
著者の知識
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☆今後の更新のお知らせ☆
《※は、まもなく公開します。×は、写真整理すら手付かずの状態です(汗)》
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・〃(212-2)「引退が迫る環状線201系を撮影」
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2019/6/15 (土) PM 12:09