あの日、あの瞬間(とき)

阪神淡路大震災

keitetsudo

2025-01-19 09:53:10

あの日、あの瞬間(とき)
あの震災、阪神淡路大震災から30年を迎えました。
日本は地震大国です。何度も地震にあいながらそのたびに復興しています。
今回は節目の年を迎えた阪神淡路大震災の「瞬間(とき)」・当時の神戸を思いながらお送りします。


30年前、1995年1月17日、 午前5時46分。
起きてる人と寝ている人が錯綜するこの時間帯。神戸の街を激震が襲いました。

私自身まだ2歳で何も覚えていませんし、当時は揺れで飛び起きた両親を横目に
泣くこともなく爆睡をかましていたとか(汗)。
(居住地豊郷町は震度5(旧震度分布)だったそうです。)

父親曰く「(寝ている自分の上に)タンスが倒れてくるかもしれないから必死に抑えていた」
「テレビをつけても(在阪局もNHK)も何も言わない。(映像が来ないから何も言えない)」
「神戸の街が写ったとて暗くて何も見えなかった」
「明るくなって初めてその惨状がわかった。」とのことでした。

震災発生時刻、関西ローカルではありますが、ABCテレビが「おはよう朝日です」が予定通りの生放送を開始した直後でした。

その当時の「おはよう朝日です」の録画がYouTubeにありましたので引用しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=2phI83ioX-Q

あれ?神戸が載ってない!

地震直後の震度分布図。 神戸の震度がない。
さて、上の画像は当時のNHKの震度分布図です。豊岡、京都、彦根で震度5。
上野(伊賀上野)、奈良、大阪、姫路で震度4。
被災地神戸の情報が一切入ってきていないのがおわかりいただけるだろうか。
「神戸震度7」の情報が入ってきたのは朝太陽が昇ってからでした。

耐える帝産観光バス

さて、阪神淡路大震災で有名な画像が「倒壊した阪神高速に踏みとどまる帝産バス」と「倒れた阪神高速」だと思います。
日本中にショックを与えたこの画像。現在でも阪神淡路大震災を伝えるイメージとして
伝えられています。

倒壊した阪神高速、宙に浮いた帝産バス
倒壊した阪神高速
つぶれた六甲道駅/大開駅
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当時早朝で走っている列車が少なかったのが不幸中の幸いであるのですが、
地震の影響で高架駅だった六甲道駅は高架橋が押しつぶされ、地面に落ちました。
また、山陽新幹線の高架も落ちるなどしました。
大開駅では中央の柱がつぶれ、天井が斜めになるなどの被害が起きました。

こんなことが起きてしまうほど、地震は怖いということを再度認識する必要があるではないでしょうか。

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同時多発火災

下記の画像はNHK大阪が当時ヘリから撮ったものとなります。
同時多発の火災の原因は「停電復旧後のトラッキングによるもの」「漏電によるもの」で
貴重品を取りに戻れることなく、神戸の街を文字通り「焼け野原」にしてしまったのです。

現在こそ復旧していますが、神戸の街を歩くときは当時の様子などを思い浮かべて散策しては
いかがでしょうか。

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おわりに

日本は地震大国といわれています。
阪神淡路大震災の教訓で変わったことがあります。
2011年3月11日の「東日本大震災」は完全復興までほど遠いものの、着実に復興してきています。

一歩一歩あゆみを進めていきましょう。そして何か起きれば協力するのが日本のいいところです。

「頑張ろう、日本」「頑張ろう、神戸」

兄妹の戯言