福知山線の事故から18年...

keitetsudo

2023-05-05 12:13:35

JR西日本というより、鉄道を利用するうえで忘れてはいけないはいけない事故があります。
まずは国鉄5大事故と言われる下記の事故。
桜木町事故(1951年4月24日)
洞爺丸事故(1954年9月26日)
紫雲丸事故(1955年5月11日)
三河島事故(1962年5月3日)
鶴見事故(1963年11月9日)

そしてJRに入ってから起きた2つの事故。
信楽高原鐵道列車衝突事故(1991年5月14日)
JR福知山線脱線事故(2005年4月25日)

今日は一番下の「JR福知山線脱線事故」についてお話したいと思います。



2005年4月25日 午前9時18分。
福知山線の列車が遅れを取り戻そうと116km/hで70km/h制限のカーブに突入、
曲がり切れずにカーブ区間に建っていたマンションの1階部分に突っ込みました。
1両目はマンション1階の立体駐車場下へ落下、2両目はマンション外壁にぶつかり、
さらに後ろから突入してきた3両目、4両目に押しつぶされた。

亡くなった方は107名、負傷者562名という大惨事となったこの事故。
列車の遅れからくるオーバーランとそれに伴う苦情、さらには日勤教育という風習が
この事故を引き起こしたとされています。

保線に携わっていた自分としてはこの時期になると現場自体がピリピリしたムードに包まれていた
記憶があります。
先日、富山で作業員が触車した事故がありましたが、この事故も防ぐことができたはずです。



鉄道をどんな形であれ利用する身である以上、これだけは思っておかねばなりません。

列車は遅れるもの」と。
確かに大回り乗車でタイトなスケジュールを組む事もありますが、それは本数の少ない区間だけに
とどめ、本数の多い区間では臨機応変に対応すべきとも。

Twitterでは「列車が1分遅れた!」と愚痴ってる人がいますが「1分遅れたくらいでなんやねん」と
自分自身は感じております。
そして乗務員に「乗れなかったぞどうしてくれるんじゃ!」と詰め寄らないでください。
「また同じような事故を起こしてほしいのでしょうか?」とわたしは言いたい。

どんな旅行でも余裕の持った行動をお願いします。

今年で18年。「まだ」なのか、「もう」なのか。
貴方の祈る心とゆとりある行動が安全な鉄道を作っていきます。

兄妹の戯言