富山での作業員触車事故....

keitetsudo

2023-04-12 21:17:54

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元鉄道系従事員(列車見張員)である自分にとって、痛ましいニュースが入ってきました。
富山地方私鉄での保線作業に従事していた19歳の方の命が触車事故で失われました。

原因は「列車見張員の退避指示が遅れたことによる退避遅れ」との発表ではあるものの、
ルールとして示されている、「「3分前退避」が本当にできていた」のか。
「列車見張員が「別のコトをしていて合図が遅れた」」のではないか。
そもそも論として「列車見張員は「本当に配置されていた」」のか。

列車見張員の職に就いていた自分からすれば「本当にルールを守れていたのか」ということが
疑問に思えてしまいます。


列車見張員の原則として下記のコトがあります
「列車見張員は見張に専念し他の作業には従事しない」
「危険だと思えば列車を止める」
「無線から「列車接近了解」や「退避完了」の合図がなければ列車を止める」

これ以外にもルールはありますが、基本はこの3つです。


今回の事故、どういう経緯で発生したのかがまだ不明な点が多いのですが、事故調査委員会の調査が進展すれば結果が出てくるものと思われます。

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マメ知識
・線路脇で作業している人が片手を水平にしている=片手水平上げ
   ⇒私たちは安全な場所にいます。列車が通過するまで動きません。 という意味

兄妹の戯言